株式会社スチームシップに決定しています。
令和8年度 美唄市ふるさと納税業務委託に係るプロポーザルの実施について 審査結果
【URL】
https://www.city.bibai.hokkaido.jp/soshiki/3/28164.html
【要約】
目的
美唄市ふるさと納税業務における寄附者情報管理、返礼品の発注・配送、証明書発行、申請受付、寄附者対応などを民間事業者に委託し、事務効率化と寄附者満足度の向上、専門ノウハウによるプロモーション・返礼品開拓を通じて寄附金増加と地域の魅力発信を図る。
契約期間・上限額
令和8年4月1日～令和9年3月31日（1年間）。毎年度更新制。委託料上限は寄附金額の5％（税抜）。
業務範囲
① 寄附管理システム運営（寄附情報一元管理、データ出力・分析、CSV対応）
② 多ポータル運用（チョイス、楽天、ふるぽ、JAL、ANA、マイナビ、Amazon等）
③ 書類発行（受領証明書・ワンストップ申請書を入金後2週間以内に発送）
④ ワンストップ特例受付（不備対応、データ作成、メール通知）
⑤ 発注・配送管理（入金確認後速やかに発注、配送追跡、品質管理、支払処理）
⑥ 返礼品開発・開拓（地場産品基準適合、事業者訪問・説明会開催）
⑦ コールセンター（平日9～17時、年末年始対応あり）
⑧ 広報・PR（広告媒体活用、分析に基づく寄附増加策提案）
⑨ 地域還元（地元事業者の育成・経済循環促進）
⑩ 月1回以上の定例会議と改善提案。
システム環境
現行システムは「ふるぽ」（JTB）と「ふるさと納税do」（Workthy）を併用。オンラインワンストップは「自治体マイページ」を使用。新規システム提案も可能だが、同等以上機能が必要で構築費は受託者負担。
評価項目（200点満点）
業務遂行能力、情報セキュリティ、寄附者対応、ポータル運用力、業務負担軽減、事業者連携、寄附獲得企画、地域還元、経費の合理性。
スケジュール
募集開始：令和7年10月31日
提案書提出：令和7年11月21日
プレゼン審査：令和7年12月16日
契約締結・業務開始：令和8年4月1日
【コメント（最終版）】
美唄市の本公募は、地方小規模自治体としては標準的な規模の包括委託であり、寄附管理・多ポータル運用・コールセンター・広報・返礼品開発までを一体的に担う設計である。
仕様書では、寄附者満足度向上と業務効率化の両立を重視しており、入金後２週間以内の書類発送、ワンストップ不備対応、eLTAXデータ提出など、実務面での確実性を求める堅実な設計となっている。
委託料上限が寄附金額の５％に設定されている点は、コスト抑制を重視する小規模自治体らしい設計であり、効率的なオペレーション構築が前提とされている。また、現行システム（ふるぽ＋ふるさと納税do）を前提としつつ、代替提案を許容する柔軟な運用方針も特徴的である。
総じて、堅実な運用と安定的な業務遂行を重視する設計であり、実務適応力と地域理解のある事業者にとって取り組みやすい内容といえる。
【書面】
令和8年度 美唄市ふるさと納税業務委託公募型プロポーザル実施要領
令和8年度 美唄市ふるさと納税業務委託【参考】美唄市ふるさと納税の概況
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ふるさと納税制度に関する情報共有にご協力いただけますと幸いです。
近年、ふるさと納税制度における法令違反が相次いでおり、自治体が指定取消となる事例が増加しています。
私たちは、こうした事態を未然に把握し、自治体が指定取消に至るリスクを低減したいと考えております。
以下のフォームにて、無記名で情報をご提供いただけます。
https://forms.gle/sMFG6kd5vbff8zuZ7
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
株式会社ふるさと納税総合研究所
当社はふるさと納税制度のシンクタンクです。総務省、自治体、関係企業と連携しふるさと納税の価値
や有用性を発信しています。また、総務省様、自治体様、関連企業様への助言やコンサルティング業務
を通じてふるさと納税の持続的で健全な発展を目指します。
業務や取材をご依頼の方はお問い合わせフォームからお願いいたします。
https://fstx-ri.co.jp/contact
代表取締役社長 西田 匡志 （中小企業診断士）
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー