元々期待された自治体間の政策競争ではなく、返礼品の魅力により「返礼品競争」が活発化。簡単なゲーム理論のモデルにより、住民が寄付行動を迎えるステージ1と、各地域の返礼品提供選択が行われるステージ2でのケースを比較。最適な選択が「ナッシュ均衡」となりつつも、社会的損失が発生し、返礼品競争は「悪い競争」と見なされる。一方で、この単純なモデルではふるさと納税の重要な側面が欠落しており、議論の余地がある。
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20231219/se1/00m/020/004000c