記事紹介

2026.01.20

(FNNプライムオンライン)寄付の獲得競争の影響も…県内で相次いだふるさと納税「指定取り消し」首長に求められる“戦略”【岡山発】

【URL】
https://www.fnn.jp/articles/-/989549

【要約】
岡山県内で、ふるさと納税制度を巡るルール違反により指定取消が相次いだ。吉備中央町では、返礼品のコメ調達に際し、生産者支援名目で奨励金を上乗せして支払った結果、調達額が寄付額の47~57%に達し、返礼割合30%以内という国の基準に違反したとして、2025年6月に2年間の指定取消処分を受けた。総社市でも同様に、コメ価格高騰への補填により返礼割合が上限を超え、2025年9月に指定が取り消された。制度は地方自治体にとって重要な財源となる一方、返礼品競争の激化が解釈の拡大を招き、違反につながったと指摘されている。専門家は、返礼品依存から脱却し、地域そのものの魅力やストーリー性を訴求する「推し活」型の戦略が必要だと提言している。

【コメント】
本記事は、ふるさと納税制度における「返礼品競争」が自治体を制度違反へと追い込む構造的リスクを明確に示している。農家支援や物価高騰への対応といった政策目的自体は理解できるものの、それを返礼品調達の枠内で処理した結果、返礼割合という明確なルールを逸脱してしまった点は、自治体側のガバナンスと制度理解の不足を露呈したと言える。特に、30%ルールの解釈に自治体ごとの裁量を持ち込めば、競争条件の不公平や制度全体の信頼低下を招くという指摘は重い。今後は、返礼品の魅力度向上だけに依存せず、地域の課題や価値を正面から伝え、寄附者が「応援したい」と感じる文脈を構築することが不可欠である。自治体が主体的に制度趣旨を再確認し、事業者任せにしないチェック体制を整えることが、指定取消リスクを回避し、地域ブランドを守るうえで重要となる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ふるさと納税制度に関する情報共有にご協力いただけますと幸いです。

近年、ふるさと納税制度における法令違反が相次いでおり、自治体が指定取消となる事例が増加しています。
私たちは、こうした事態を未然に把握し、自治体が指定取消に至るリスクを低減したいと考えております。

以下のフォームにて、無記名で情報をご提供いただけます。
https://forms.gle/sMFG6kd5vbff8zuZ7

また、総務省においても通報窓口を設置しております。こちらもご利用ください。

https://www.soumu.go.jp/form/furusato/provide_information.html
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
株式会社ふるさと納税総合研究所

当社はふるさと納税制度のシンクタンクです。総務省、自治体、関係企業と連携しふるさと納税の価値
や有用性を発信しています。また、総務省様、自治体様、関連企業様への助言やコンサルティング業務
を通じてふるさと納税の持続的で健全な発展を目指します。

業務や取材をご依頼の方はお問い合わせフォームからお願いいたします。
https://fstx-ri.co.jp/contact

代表取締役社長 西田 匡志 (中小企業診断士)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • URLをコピー