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審査結果【公募型プロポーザル】日向市ふるさと納税推進業務委託
【URL】
https://www.hyugacity.jp/sp/display.php?cont=251009133459
【要約】
1.業務名
令和8年度 日向市ふるさと納税推進業務委託
2.目的
寄附受付、返礼品登録・発注・発送管理、寄附者対応等を包括的に委託し、業務効率化・歳入確保・地域産業の活性化を図る。
3.契約期間
令和8年4月1日~令和9年3月31日(最長3年間の更新可)。
4.事業費
寄附受入額の4.4%以内(消費税含む)。想定寄附額25億円(うち17.5億円が本業務対象)。
5.主な業務内容
(1) ポータルサイト運用(楽天、チョイス、ふるなび、ANA、JAL、Amazon等)
(2) 返礼品発注・配送・精算代行
(3) 返礼品企画・開発・在庫管理
(4) 返礼品提供事業者との連携・支援
(5) コールセンター設置・寄附者対応
(6) 証明書・ワンストップ申請処理
(7) 寄附目標設定・進捗管理
(8) 紙・SNS等によるプロモーション
(9) その他、寄附増加・効率化の独自提案
6.主な条件
・九州管内に本店、支店、または営業所を有すること。
・令和6年度に寄附額30億円以上の自治体業務を受託していること。
・プライバシーマーク等のセキュリティ認証を有すること。
7.評価配点(計100点)
実施方針10点/課題解決30点/返礼品対応15点/プロモーション15点/独自提案20点/見積額10点。
8.スケジュール
公告10月10日 → 提案書提出11月10日 → プレゼン11月20日 → 契約12月上旬。
【コメント】
(1) 全体構成
日向市のふるさと納税運営を包括的に担う「総合一括代行型」の委託であり、ポータル運用から返礼品管理、寄附者対応、事業者支援まで広範な業務が求められる。再委託は禁止されており、外部専門企業の活用には制限があるため、提案事業者には一体的な内部体制が求められる。
(2) 評価構造
配点の中心は「課題抽出と解決策」(30点)および「独自提案」(20点)で、地域理解と将来的な寄附拡大戦略を重視する構成。単年度契約ながら3年間の継続を想定しており、長期的な寄附増ロードマップの提示が重要となる。
(3) 参加条件
「令和6年度に寄附額30億円超の自治体業務受託」という実績条件が厳しく、参加できる企業は限定される。一方で、九州管内に拠点を有すればよく、全国展開企業であっても九州支社・営業所を持つ場合は参加可能。このため、実質的には全国大手中間事業者間の競争を想定した設計といえる。
(4) 留意点
著作権は市に帰属し、履行準備期間は無償。費用上限(4.4%)は他自治体と比べて妥当だが、「さとふる」「三越伊勢丹」分が対象外とされるため、対象範囲の確認が必要。
(5) 総評
本件は、日向市の寄附増戦略を中核的に担う高難度の委託案件である。提案企業には、返礼品開発やプロモーションのノウハウに加え、寄附者対応や事業者支援を通じた地域伴走力が求められる。形式上はプロポーザルだが、大規模自治体の実績を持つ上位事業者を前提とした条件設計と考えられる。
【書面】
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