公募情報

2025.10.21

令和8年度 宇都宮市ふるさと納税 中間管理事業者の公募型プロポーザル実施

【URL】
https://www.city.utsunomiya.lg.jp/citypromotion/furusato/1043567.html

【要約】

1 業務名・概要
 「ふるさと宇都宮応援寄附一括管理業務委託」。寄附受付、返礼品発注・配送、寄附情報管理を一元的に行うシステムの提供および運用を委託する。

2 契約期間・上限額
 契約期間は令和9年3月31日まで(準備期間含む)。長期継続契約により令和11年3月31日まで延長可。委託上限額は4,950万円(税込)。想定寄附額9億円、受入件数4.8万件。

3 スケジュール
 公募開始:令和7年10月15日/企画提案書提出:11月14日/プレゼン:11月28日/結果通知:令和8年1月6日。

4 委託料基準
 上限は寄附額の5.5%以内(ポータル使用料・決済手数料・返礼品費を除く)。ワンストップ処理費は1件250円以内。

5 評価項目
 業務体制、提案内容(システム利便性・PR戦略・返礼品開発・CF支援など)、プレゼン能力、価格で総合評価。

6 その他
 詳細な仕様書は参加申請者のみに貸与される形式で、一般公開はされていない。

【コメント】
本公募は、「仕様書が参加申請後にしか閲覧できない」という極めて閉鎖的な設計となっており、応募を検討する段階で業務内容の詳細が把握できない。そのため、参加可否の判断に過大な手間を要し、事実上、既存受託事業者以外の新規参入を抑制する構造となっている。
さらに、随意契約を前提とした公募型プロポーザル方式を採用している点からも、過去実績や継続運営を重視する意図が明確である。形式上は公募であるものの、実質的には継続契約型に近い閉鎖的な条件設計であり、公平性・透明性の観点からも改善の余地がある。
一方で、上限率5.5%という設定は妥当水準であるものの、クラウドファンディング支援や分析体制まで要求されており、実質的な業務負担は高い。新規事業者が参入する場合、宇都宮市の既存システム構造や実績把握を前提に、差別化戦略を提示する必要がある。

【書面】
令和8年度  ふるさと宇都宮応援寄附一括管理業務委託 プロポーザル実施要領

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