【結果】
サンクスラボ株式会社に決定しています。
【URL】
https://www.city.urasoe.lg.jp/doc/2025110600061/
【要約】
１．事業名・目的
浦添市ふるさと納税業務委託。
寄附受付、返礼品発注・管理、PR等を包括的に委託し、寄附額拡大と地場産品の販路拡大を通じた地域経済の活性化を目的とする。
２．契約期間
契約締結日から令和9年3月31日まで。
契約締結～令和8年3月末までを準備期間とし、業務開始は令和8年4月1日から。準備期間中の費用支払いは発生しない。
３．委託料上限
寄附金額の5.5％（税込）以内（証明書発行費含む）。
返礼品調達費・配送費は実費精算。
４．ポータル・システム要件
以下の８ポータルで寄附受付が可能であることを必須とする：
ふるさとチョイス、楽天、ふるなび、ANAのふるさと納税、auPAY、Amazon、dショッピング百選、ローソンふるさと納税。
寄附管理システムは「ふるさと納税do」とAPI連携可能なシステムを使用。
５．主な業務内容
ポータルサイトの運用・管理、SEO対策
返礼品の発注・配送・代金精算・在庫管理
寄附者問い合わせ対応（コールセンター含む）
寄附受領証明書・ワンストップ特例申請書の発行
返礼品の開発・改良・PR（写真撮影・SNS・広告対応含む）
事業者支援、説明会開催、GCF対応、月次報告。
６．評価項目（200点満点）
一次審査（書類審査）50点：実績・体制・見積等。
二次審査（プレゼン審査）150点：ポータル運用、事業者支援、PR、在庫・配送管理、地域貢献など。
７．スケジュール
募集開始：令和7年11月10日
提出締切：令和7年12月9日
プレゼン審査：令和7年12月18日
契約締結：令和8年1月上旬予定
業務開始：令和8年4月1日以降。
８．寄附実績（参考）
令和6年度：約7億円（40,732件）
令和5年度：約7.8億円（48,536件）
令和4年度：約6.2億円（46,693件）。
【コメント】
１．評価基準は実務重視型でバランス良好
一次審査で「実績」「体制」「見積」を20・10・20点で評価し、二次審査で業務全般を150点満点で評価する設計は、運用能力・業務改善提案の双方を重視した構成です。返礼品開発・PRだけでなく、事業者支援や配送管理にも評価配点が高く、運営の総合力が問われます。
２．著作権・引継ぎ面の明確化
仕様書第11条において「データ削除禁止」や「返礼品ページの引継ぎ義務」が明記されています。これは他自治体では明示されにくい設計であり、継続運用の透明性を確保する観点から評価できます。一方で、著作権の帰属について明確な定義がないため、契約書段階で確認が必要です。
３．寄附規模と今後の課題
寄附額約7億円・件数4～5万件と中規模上位クラスに位置します。チョイスや楽天など既存ポータルでの運用を前提としているが、寄附額が令和5年度比で減少傾向にあるため、各ポータルの特性を踏まえた露出戦略（検索順位の最適化、レビュー強化、キャンペーン時期の調整など）を行い、寄附単価の向上を図ることが課題となります。
４．業務の細分化と連携負荷
返礼品発注から精算、GCFや説明会まで広範なタスクを委託範囲としています。特に事業者支援や広告素材制作など、自治体の細やかな要望を反映する業務が多く、受託者には柔軟な体制と地域調整力が求められます。
【書面】
令和8年度 浦添市ふるさと納税業務委託 審査基準表
令和8年度 「浦添市ふるさと納税業務委託」 公募型プロポーザル実施要領
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