株式会社サイバーレコードに決定しています。
審査結果 「糸田町ふるさと納税中間管理業務委託」に係る公募型プロポーザルの実施について
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糸田町によるふるさと納税中間管理業務委託のプロポーザルは、寄附受付から返礼品の開発・管理、ポータルサイトや寄附管理システムの運用、コールセンター対応、広報活動まで幅広い業務を対象とするものであり、現在は株式会社サイバーレコードが同業務を担当しています。委託料は寄附額5,200万円を想定し、成功報酬型で上限は8%(税別)とされていますが、運用開始までの準備期間には委託料が発生しない点に注意が必要です。業務内容は多岐にわたる一方で、仕様書においては返礼品の開発件数やページ作成・更新頻度、PR活動の実施回数など、具体的な活動量の基準が設けられておらず、提案者ごとに期待される水準にばらつきが生じる懸念があります。こうした中で、町があらかじめ一律の目標数値を定めるのではなく、提案者自身に各業務についての定量的な目標や成果指標の設定を求めるような仕様書とすることで、受託候補者の意欲や実行力をより適切に比較・評価できる設計とすることが望ましいと考えられます。また、返礼品ページや画像等の制作物に関しては、契約終了後の取扱いが「協議による」とされており、町がそれらを継続利用できるかどうかが不明確である点も課題です。業務資産の持続的な活用や体制変更時の円滑な移行を図るためにも、著作物の権利帰属や使用許諾の在り方を契約前に明確にしておくことが重要です。さらに、本プロポーザルでは体制整備や実績、返礼品の開発力、ポータル運用による寄附獲得力に加え、独自の提案内容に対しても高い評価配点が設定されており、単なる事務処理能力にとどまらず、地域課題への解決提案力が強く求められています。全体として、業務内容の広さや期待水準に見合った提案を引き出すためには、町が求める姿勢や考え方を仕様書に的確に織り込むことが、質の高い委託先選定と持続可能なふるさと納税運営の実現につながるといえるでしょう。
(実施要領PDF)
糸田町ふるさと納税中間管理業務委託 プロポーザル実施要領
(仕様書PDF)
糸田町ふるさと納税中間管理業務委託仕様書
(評価PDF)
糸田町ふるさと納税中間管理業務委託 評価基準表
(公募ページ)
https://www.town.itoda.lg.jp/residents/home/page_01190.html
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株式会社ふるさと納税総合研究所
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