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令和8年度 高山市ふるさと納税推進及び運営業務委託 プロポーザル採点結果
【URL】
https://www.city.takayama.lg.jp/furusatonozei/1022714.html
【要約】
１ 概要
（１）業務名：高山市ふるさと納税推進及び運営業務委託
（２）目的：返礼品事業者と連携し、返礼品数の増加・内容改善を通じ寄附額を拡大。市の魅力発信や関係人口の拡大、地域経済循環に寄与。
（３）履行期間：令和8年4月1日～令和11年3月31日までの3年間（長期継続契約）。
（４）委託料：寄附額に応じた歩合制。全業務実施分は2.0～4.0％、一部業務実施分は0.5～1.0％。
２ 業務内容
（１）寄附管理：寄附受付、返礼品発注・配送管理、問い合わせ対応等。
（２）寄附獲得推進：返礼品ページ改善（SEO、写真、紹介文）、レビュー獲得、特集企画、新規返礼品発掘、広告宣伝、カタログ作成、研修会（年3回以上）、リピーター獲得施策。
（３）報告義務：月次報告・中間報告・完了報告を提出。
（４）審査基準：実績、体制、返礼品事業者との連携、返礼品の発掘・充実、地域内経済循環への貢献度、委託料率など。
３ 現況
・寄附額：令和6年度 約33億円、令和5年度 約35億円。
・返礼品数：3,152品（令和7年7月時点）。
・返礼品事業者数：241事業者。
・主力カテゴリ：飛騨牛（約26％）、家具（約19％）、加工食品（約15％）など。
４ スケジュール
・質問期限：令和7年10月3日（金）
・参加申込期限：10月31日（金）
・企画提案書提出：11月13日（木）
・プレゼン審査：11月27日（木）
・結果公表：12月
【コメント】
本公募は、令和8年度から3年間にわたり高山市ふるさと納税の推進を担う受託事業者を選定するもので、返礼品ページ改善から広告、事業者研修まで幅広い業務を包括的に委託する点が特徴です。寄附額は既に30億円規模に達しており、飛騨牛や家具といった地域ブランドの強みを活かす戦略が求められます。企画提案書の提出まで約2か月の準備期間が確保されており、事業者にとって十分に企画を練り上げることが可能です。また、仕様書には著作権の帰属が明確に定められており、制作物の権利関係についても整理されています。
一方で、過去には2023年に91社の事業者団体が「選定に事業者の意見が反映されていない」として嘆願書を提出した経緯がありました。当時の不満は、運営業者の交代が売上や信頼関係に直結することへの不安に基づくものでした。今回の選定においては、自治体が「公募の公平性」と「地域事業者との協力体制」の両立をどのように実現するかが最も難しい点であり、単なる寄附額拡大だけでなく、制度の持続性や地域経済循環の観点から受託者を多面的に評価する姿勢が不可欠です。
また、制度運営に入った後は、自治体が主体的に品質・産地確認を行い、地域ブランドの保全とトレーサビリティを確実に担保することが、事業者からの信頼確保に直結します。過去の経緯を踏まえると、透明性のある選定手続とともに、運営段階での自治体の責任ある関与が今後の制度運営の安定につながるといえます。
【書面】
令和8年度 高山市ふるさと納税推進及び運営業務委託 公募型プロポーザル実施要領
令和8年度 高山市ふるさと納税推進及び運営業務委託 公募型プロポーザル資料 実績書
令和8年度 高山市ふるさと納税推進及び運営業務委託 公募型プロポーザル資料 返礼品事業者一覧
令和8年度 高山市ふるさと納税推進及び運営業務委託に係る公募型プロポーザル 資料（委託料の支払いについて）
令和8年度 高山市ふるさと納税推進及び運営業務委託に係る公募型プロポーザル審査表
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